薬剤師は人気の国家資格の一つであり、女性にも働きやすい仕事としても定着しています。以前までは薬学部のある大学か薬科大学を四年間履修し卒業することが国家試験を受けるうえでの資格でしたが、近年では六年間に変更となり学ぶ内容も増えると共に授業料も高額となっています。
また、国家試験の合格率は平均して70%から90%ですので、油断は許されません。年に一度しか試験はないので不合格の場合はまた来年挑戦することになります。合格後は調剤薬局で勤務する方が多いですが、他にも製薬会社や行政を目指す方もいます。
勤務先によっては倍率が高く、狭き門のところもあります。また、近年では医薬分業が急速に進んでいるので薬剤師に求められる知識やスキルは高まっています。調剤薬局での勤務は処方箋に基づいた薬を正確に調剤するため、常に注意力と集中力が必要になります。
人気の職業ではありますが、日々責任のある仕事といえるでしょう。
薬剤師の働ける場所というものがどこなのか、資格所有者としてそれを改めて確認したい場合は、まずはインターネットなどを活用してみると良いでしょう。実際に薬剤師として活躍している人のブログ、口コミ情報、さらにソーシャルネットワークサービスのアカウントなどを確認するようにしておきたいところです。
調剤薬局やドラッグストア、病院やクリニック等といった医療施設、そして介護施設等といった具合にいろいろな職場が存在しています。自分が少しでも魅力を感じることができるような職場を選ぶことが重要なので、体験談などを確認しつつ、やってみたいと感じるところを狙ってみるようにしましょう。
もちろん、モチベーションを高めるには、他の職業と同じく待遇の良いところを選ぶのが必要不可欠です。アルバイトなどがスタートになったとしても、最終的に正社員にしてくれるかどうかを確認しておきましょう。
薬だけでなく、健康食品のことも薬剤師に聞くのがおすすめです。健康食品は薬ではないから質問しても仕方ないと言う人がいますが、それは違います。薬剤師は健康食品の知識もきちんと持っているので、分からないことはどんどん質問しましょう。
たとえば、美白にはビタミンCのサプリメントがおすすめと言われています。確かに、それは間違いではありません。しかし、ビタミンCだけでは不十分です。メラニンの合成を抑えるアミノ酸も摂取しなければいけません。
グルタミンとシステイン、グリシンが必要になってきます。そして、それらのアミノ酸がしっかり働くために、ビタミンCはもちろんのこと、ビタミンB6とα-リポ酸も摂取する必要があります。こう言うことを知っている一般の方はほとんどいないでしょう。
しかし、薬剤師に聞けば一発で分かります。